
やっべ。今年見た映画で今のところ一番。
父上が借りてきたのだが、きっと僕のスモーキングを辞めさせるため?そんな憶測をしながら、見てみる。
ストーリーは煙草業界のロビイスト、ニック。まぁ、今のご時世煙草はその名の通り煙たがられるわけで。でもさ、どうして煙たがられるの?どうして決めてる?もしくはどうしてそう思う?そこが問題だ。
多くの企業および企業団体、利益団体は自身の利益に沿った主張を広めるためにロビイストを雇っている。ロビイストって語源はある特定の主張を有する個人または団体が世間に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動を「ロビー」で行うところから来ているんだっけ?
さて、映画の主題だ。この映画では煙草という世間で煙たがられている業界を救おうとしているニックが主人公。ニック親子を通して、「主体性を持とう!」って事を主題として置いている。
主体性を持つってのは案外難しい。お金?道徳?家族?仕事?は全て密接に絡み合っていて、人はいろんな選択をしている。それぞれがそれぞれに影響し合っていてる。例えば仕事をして家族を養う。仕事は家族を養うためで、道徳観念と相反する答えを必要とする場合があったりね。お金が道徳を超えて家族を救う場合だってある。そういう個のレベルでバランスと主体性を持つってのは非常に難しいことなんだ。
しかもだ。このメディアが人々の意見を左右する時代。肥満を助長するファーストフード。人を殺せてしまう銃。人をおかしくしてしまうお酒。大きな企業は莫大な広告費を払って、自分の業界を守ることに必死だ。当然、テレビを付けては業界にお金が入るようにいろんなコマーシャルを展開してる。
んじゃ、そんな環境で主体性はどうする?全く無視することが出来ない状態の今の社会環境の中でさ。別に広告に踊らされるのは馬鹿だ!なんて言わないけど、行動に責任を持てば良いんじゃないかしら、なんて。結局は個のレベルでお金とか道徳観念とか家族とか仕事の狭間でいろんな選択をして、「悔いがねぇ。」とか「これで良かった!」って思えるような行動を取ればいい。
ニックは、ロビイストという世間に影響を与える立場であり、世論を動かす立場にありながら、「主体性を持て」っていう仕事の立場とは相反するメッセージで映画を締めくくる。良くない!っていうのは簡単だけど、どうして駄目なの?って考えることとか、空気に流されない意志を持つ事。ロビイストなのにそんな事を言うニックが格好よく思えたのであります。
借りてみなよ。thank you for SMOKING.
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