佐渡金山の回船業として栄えた街、
宿根木。
昔の街並みが今も息づいとります。
宿根木の説明はこちら。
なんといってもこの
宿根木に行ったら、
清九郎家。
回船主として栄えた
清九郎家は一時は
佐渡の財産の数割を占めるほどだったとか。つまり凄いお金持ちだったんですね。うむ。大人の社会科見学っぽくなってきたぞえ。ちなみに家の外観は船の板なんだってさ!
清九郎家に入ると、可愛らしいおばあちゃんが出迎えてくれます。昔の井戸、一枚板の流し台、竈、サイズの異なる竈、金比羅さん(船の神様)の札、漆の食器、燻された壁、大黒柱、けやきの一枚板で出来た戸、天然冷蔵庫の室、世界地図を最初に書いた日本人はこの
宿根木出身だったとか、杉の丸柱(シャレオツ!)、小さな掘り炬燵、俵三つに乗った大黒様、変わった仏壇、美しい絵画の書かれた麩、春夏秋冬の麩、棚には絹が使われてる(和紙と異なってすべすべ)、美しい絵画の欄間、1000万の欄間、総漆造り、藁布団、屋根は鬼瓦じゃなくて恵比寿と大黒様!等々。おばあちゃんがほんと丁寧に昔のことを教えてくれます。これは説明してもらえて一人400円は安いよ!大人だとホント楽しめる!それにしてもお金持ちだけあって、華美じゃないんだけど、美して質実剛健、無駄がなくてデザインというか歴史が造ったというかとても楽しめました。
まぁ、このご時世に常々文句言ってる俺ですが、女中さんは奉公で狭いスペースで3人が生活。給料なし。食べるのでありがたいんだって。そう考えると、少しずつ世界は良くなってるのかもしれない。もちろん、もっと良くしなければならないけれど、給料なしで働いて、ありがたいと感じてる社会からみたらすこしずつゆっくりと社会はいい方向へ流れているのかもしれない。






スポンサーサイト
テーマ:新潟 - ジャンル:地域情報